文キャンアーカイブ

福澤朗インタビュー 後編

カルチェラタン新聞会と行きつけのお店

福澤朗さん

6年生にもなると、本当に同級生が一人もいなくなるんですよ。これがまだ5年生くらいだったら「ちょっと留年します」みたいな人がいるんですけど、6年生になると誰もいない。僕は英語も第二外国語の中国語も取り残してましたから、1・2年生と同じ教室で授業しなければなりませんでした。早めに教室に行っても、知ってる子は誰もいないから、直前までどこかで時間潰すわけですよ。生協で何か立ち読みするとか、ベンチでぼーっと遠くを見ているとか。

それでチャイムがなったらすすすっと教室に入るんですが、だいたい真ん中から後ろの方には和気藹々とした1年生が仲良し同士で固まってるじゃないですか。とてもそこには入れないから教壇の前に行って。ノートの貸し借りなんか誰もしてくれないしできないから、一生懸命授業のメモをとって、チャイムが鳴ったらまた独りですすすっと去っていく。そういう人いたでしょ? ちょっと後ろ姿がさびしくて年取った学生さん、「何なんだろうあの人」っていう、ね。その「何なんだろうね、あの人」っていう感じの人が僕だったんですよ(笑)

interview

2012.1.5

福澤朗インタビュー 後編

福澤朗さんインタビュー後編。キャンパスを取り巻く早稲田の街での思い出も。