文キャンアーカイブ

連載:文キャン前史 第一回

4,まとめ―戸山荘の面影―

今回は文キャンが文キャンになる前の歴史として、戸山荘を紹介しました。

文キャンを含む一帯に尾張藩の屋敷が存在していた、そのことを初めて知った方も多いのではないでしょうか。

では、多くの大名を魅了した戸山荘はどのようにして消えてしまったのか?

次回は戸山荘以後の変化を見ながら、戸山荘の記憶と記録の行方を追ってみます。

 

5,詳しく知りたい方のために

今回の記事は以下の文献を参考にして執筆し、また図を引用させて頂きました。

戸山荘、及びその他の大名庭園について知りたい方は是非読んでみて下さい。

小寺武久『尾張藩江戸下屋敷の謎―虚構の町をもつ大名庭園』1989年、中公新書

安藤優一郎『大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪』2009年、朝日新書

筆者:三田翔平
2012年文化構想学部卒。
現在、アジア太平洋研究科にて東南アジアの文化遺産保護に関わる問題について研究中。

この記事のつづき:文キャン前史 第二回

column

2012.9.6

連載:文キャン前史 第一回

この連載では現在の文キャンが、文キャンになる以前の歴史を追って行きます。(1690〜1850年代)